株式投資の基礎知識:増資とは?株価はどうなる?

保有している銘柄のチャートとニュースをチェックしていると、とある銘柄で「新株式発行」のお知らせがあった。企業買収を予定しており、その買収資金の一部を調達するため…とのこと。それが株価にどのような影響を与えるのかが気になり調べてみた。

まず、企業が事業拡大に向けて資金調達する場合、大きく2つの方法がある。
①デットファイナンス:債券の発行、金融機関からの借り入れなど
②エクイティファイナンス:株式の発行
この2つの違いは、集めたお金を償還(返却)する必要があるかないかという大きな違いがある。デットファイナンスは、決められた償還期間までに“借りたお金”と“金利”のすべてを支払う必要がある。一方、エクイティファイナンスは、集めたお金を返す必要がなく、必要に応じて“配当金”を払う。

増資の種類

増資とは、企業が新規に株を発行してお金を集めることで、このエクイティファイナンスに含まれる。また、増資には3つの種類がある。
①公募増資
新しく株主を募ることを指し、不特定多数の投資家に対して呼びかけて株を買ってもらうこと。
②第三者割当増資
特定の企業に株を買ってもらうこと。
③株主割当増資
既存の株主に買ってもらうこと。株主構成は変わらないことになる。

株価に与える影響

◎増資をすると、株式が“希薄化”して株価が下がりやすい
希薄化とは、市場に出回る株式の数が増えること。
◎「会社が成長する」と投資家が判断した場合、好材料となる
増資後の希薄化により株価が下がったとしても、その企業に将来性が感じられた場合は株価が上昇していく。