株式投資の基礎知識:買い残、売り残とは?

2020年11月13日

銘柄の情報収集をしていると掲示板などで「空売り」や「買い残」などの言葉を目にすることが多い。どうやら信用取引に関する用語らしいのだが、株価に影響を与えているようなので意味を調べてみることに…。

信用取引残高(買い残、売り残)とは?

信用取引は買い・売りの別を問わず、半年以内に反対売買をおこなって決済する(制度信用取引の場合)。新規の買建・売建をした状態で、まだ反対売買をしていない(未返済)信用取引の残高を「信用取引残高」(信用買いの場合は「信用買い残(高)」信用売りの場合は「信用売り残(高)」)という。

◆買い残(買残)
「信用買い残(高)」のこと。信用取引で新規の買建をし、まだ反対売買をしていない(未返済)状態を指す。借金をしてまで株を買うということは、『株価が上がることを期待している投資家が多い』ことが読み取れる。

◆売り残(売残)
「信用売り残(高)」のことで「空売り(からうり)」ともよばれる。信用取引で新規の売建をし、まだ反対売買をしていない(未返済)状態を指す。空売りでは株価が下がる時に利益を出すことができるため、売り残が多いときというのは、『株価が下がることを期待している投資家が多い』ことが読み取れる。

信用買い残は将来の売り圧力、信用売り残は将来の買い圧力

信用取引残高がどの程度あるか。その残高は増えているのか、減っているのか。…を見ることで、相場の予測をすることにも活用できる。一般的に信用買残はいずれ反対売買で売られる株数、信用売残は逆に買われる株数を意味する。つまり、信用買残は将来の売り圧力、信用売残は同じく将来の買い戻し圧力と考えられる。

SBI証券:国内株式各銘柄の表記

◆前週比
前週と比較して信用売残・信用買残それぞれの増減を示す。

◆信用倍率・貸借倍率
どちらも「買い残÷売り残」を数値化したもの。「信用倍率」は、前週末時点で算出したもの。一方「貸借倍率」は毎営業日公表されているので速報性がある。基本的には1倍より大きいことのほうが多く、1倍を割り込むと底打ちしたと判断され、その後上昇する可能性が高くなる。

【参考サイト】
◎お金のキャンパス:よくわかる信用取引~「買い残」「売り残」「信用倍率」とは?