株式投資の基礎知識:移動平均線とは?

2020年8月31日

移動平均線の種類

移動平均線は「ある一定期間」の株価の終値の平均値を折れ線グラフで表したもの。株価の大まかなトレンドを見るために利用する。日足・週足・月足の各チャートごとで表示される期間が変わってくる。まずは月足などの長期的なチャートでトレンドをチェックし、日足などの短期的チャートで売買のタイミングを計っていこう。
また、各チャートでは一般的に下記の期間で設定されていることが多いが自分で設定することも可能だ。利用するサイトによって設定期間やグラフの色分けは違う。
※下の画像は【SBI証券】で表示される日経平均株価の日足チャート。自分でカスタマイズして表示できる。

①日足チャート
5日、25日、75日の移動平均線
短期投資(数日~数週間)の場合に利用

②週足チャート
13週、26週、52週の移動平均線
中期投資の場合に利用

②月足チャート
12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月の移動平均線
長期投資の場合に利用

日経平均株価の日足チャート【SBI証券】

移動平均線の見方

まず基本として、株価が移動平均線の上にある場合は買いの勢いがあり上昇トレンド、下にある場合は売りの勢いがあり下降トレンド、であると判断できる。日足チャートの場合を例にとり説明していく。

◆移動平均線と株価の位置
移動平均5日より株価が上:短期的に買いの勢いが強い
移動平均25日より株価が上:中期的に買いの勢いが強い
移動平均75日より株価が上:長期的に買いの勢いが強い

◆移動平均線の基本的な見方
◎上昇時は株価が移動平均線の上で推移。株価が移動平均線を上回る=株が買われ始めている。
◎ローソク足・5日・25日・75日のいずれの移動平均線も右肩上がりの場合は強い上昇トレンド!
◎下落時は株価が移動平均線の下で推移。株価が移動平均線を下回る=株が売られ始めている。
※株価が25日・75日の移動平均線より下回った場合には要注意!
◎株価が移動平均線の下(安値圏)を底這い、その後に移動平均線の上に突破した場合は上昇(買い)のサイン

移動平均線で読み取る売買ポイント

グランビルの法則

◆グランビルの法則:移動平均線と株価の位置関係
移動平均線と株価の位置関係で売買のタイミングを測る法則。移動平均線に対して株価が、近づく・離れる・交差する、の3つのタイミングで売買を判断するもの。

◎買いのタイミング
移動平均線を株価が上抜く
株価が再び移動平均線を下回るが、その後切り返し移動平均線の上へ出る
株価が下落し移動平均線に接近した後に、再上昇する
移動平均線から株価が大きく下に離れる

◎売りのタイミング
移動平均線から株価が大きく上に離れる
移動平均線を株価が下抜く
株価が再び移動平均線を上抜くが、その後抜けきれずに移動平均線の下へ出る
株価が上昇し移動平均線に接近した後に、再下落する

◆ゴールデンクロス:移動平均線と移動平均線の位置関係
下落し安値圏で横ばいのあと、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上へ追い抜く→買いサイン
ゴールデンクロスとは低迷した株価が徐々に回復する途中で出現する。

◆デッドクロス:移動平均線と移動平均線の位置関係
高値圏で横ばいのあと、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ追い抜く→売りサイン
デッドクロスとは理想的な移動平均線の形が徐々に崩れていく途中で出現する。

※ゴールデンクロスやデッドクロスで売買のタイミングを計る場合は日足チャートで確認
※短期売買に関しては株価の変動が激しいとクロスすることが多くダマシ(偽のシグナル)が出現することがある

【参考サイト】
◎みんなの株式:移動平均線を使いこなす
◎ZAIオンライン:ゼロから始める株入門