脱炭素社会とは?

2020年11月20日

中長期における株式投資での銘柄の選択基準を考えてみた。とあるサイトでは、①高い付加価値(その事業は人にとって必要なのか)、②圧倒的な競争力(競合相手に勝てるのか)、③長期潮流(長く続くのか)、とあった。まずは、①高い付加価値について考えてみようと思う。

そこで、気になったのが「脱炭素社会」という言葉。菅首相は国会で、2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げた。二酸化炭素の排出が地球温暖化の原因と考えられており、二酸化炭素の排出を可能な限り減らした(実質的にゼロの状態を目指す)社会を「脱炭素社会」という。地球温暖化を抑止することは地球環境を守るために重要であり、脱炭素社会は全世界共通の目標といえる。
では、脱炭素社会を目指すために、具体的にどのような取り組みが必要なのだろうか。日本政府は地球温暖化対策の方針として3つの柱を提示した。

イノベーションの推進

イノベーションとは「技術革新」のことであり、ここで期待されている技術とは、水素・燃料電池、セルロースナノファイバー、カーボンリサイクルなどである。ガソリンを燃料とするのではなく水素・燃料電池で走る自動車の実用化によって排気ガスが削減できる。セルロースナノファイバーは植物繊維由来の樹脂素材であり、環境にやさしいバイオマス(注1)素材である。カーボンリサイクルは炭素資源を再利用する技術であり、カーボンリサイクルの実現により大気中に排出されるCO2を削減できる。

(注1)バイオマス:一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」のこと。バイオマスを燃焼することなどにより放出されるCO2は、生物の成長過程で光合成により大気中から吸収したCO2であり、化石資源由来のエネルギーや製品をバイオマスで代替することにより、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスのひとつであるCO2の排出削減に大きく貢献することができる、と考えられている。

グリーンファイナンスの推進

グリーンファイナンスとは、環境問題に取り組み企業に対して出資するなど、十分な資金が循環するような仕組みのこと。日本では2013年、環境省によって「低炭素社会の創出」「生物多様性の保全」「循環型社会の形成」のための金融を推進する「一般社団法人グリーンファイナンス推進機構」が設立された。

ビジネス主導の国際展開・国際協力

国際協力を推進する具体的な仕組みとして「二国間クレジット制度」が挙げられる。二国間クレジット制度とは、先進国が途上国に対して資金や技術を提供し、温室効果ガスの削減分をクレジットとして受け取れる仕組みのこと。

「脱炭素社会」の意味がなんとなくわかったところで、次回以降、水素・燃料電池、セルロースナノファイバー、カーボンリサイクルに関わってる企業を探していこうと思う。

☞本ブログ記事
脱炭素社会に関連する銘柄:水素・燃料電池
脱炭素社会に関連する銘柄:セルロースナノファイバー、再生可能エネルギー、など

【参考サイト】
◎資源エネルギー庁:CO2排出量削減に必要なのは「イノベーション」と「ファイナンス」